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ヨーロッパ旅行記⑦~ストラスブール編~

フランスパリから南東に進むと、エルザス地方と呼ばれる可愛らしい木造家屋の並ぶ地域があります。その中で今回目指したのはストラスブールという都市です。もともとドイツに行くついでに一泊よるだけでしたが、ここでトラブルが発生しました。なんと乗っていたバスがフランスのど田舎でパンク。ストラスブールに着いたのが真夜中になってしまいました。
そのためほとんど観光はできませんでしたが、しっかりと河川だけは見学して来ましたよ!笑
上の写真はヴォーバンダムと呼ばれる可動堰で、外からと中から一枚ずつ撮っています。
この堰は灌漑用に使われる用途とは別に都市防衛機能も搭載しているという少し変わった構造をしています。
ストラスブールは地図のとおり、ヴォーバンダム下流部に位置する都市で、都市の中を環状河川が流れております。この構造は、有事の際にこのダムの堰を閉じることで、ダム南側を水没させ敵の進軍を阻むことを目的としています。実際に1870年の仏独戦争で水没を恣意的に起こすことに成功しており、川の性質をよく理解した堰だなぁ〜と感心した次第です